スポーツ サッカー 日本代表
アジアの頂点に立ったサッカー日本代表。海外の関係者やメディアからの評判も急上昇中だ |
サッカーアジア杯、延長戦でオーストラリアを1-0で下し、4度目のアジアの頂点に立ったザック・ジャパン。
海外組を中心に構成された代表チームは、
昨年のワールドカップ・ベスト16からさらに成長した姿を見せてくれた。
今大会、怪我のため決勝戦を前に離脱したものの、期待通りの結果を出したのが
香川真司(ブンデスリーガ/ドルトムント)だ。
昨年7月から移籍したブンデスリーガでは、MFながら17試合8得点でチームの中心選手に。
リーグ公式サイトが選ぶ10-11シーズン前半戦のMVPに選出され、
今年1月にはFIFAが発表した「2011年期待の若手13人」のひとりにも選ばれた。
早くも欧州ビッグクラブへの移籍話が浮上する香川以外にも、
海外の関係者やメディアから多くの日本人選手が高く評価されている。
「長谷部誠(ブンデスリーガ/ヴォルフスブルグ)はいいよね。タフで視野が広く、経験も豊富。
日本にとってとても重要な選手だよ」(ガゼッタ・デロ・スポルト紙記者、ステファノ・ボルドリーニ氏)
「どの試合も遠藤保仁(ガンバ大阪)がインサイドの正確なパスで組み立てていた。
テクニカルで随所に光るプレーがあった。もう30歳か……欧州でやれると思うけどね」
(イギリスのサッカージャーナリスト、レオ・ホエニグ氏)
「岡崎慎司(清水エスパルス)は気に入った。縦への意識があるし、ゴールへの嗅覚を持っている」
(ドイツのジャーナリスト、ステファン・シュレイ氏)
「吉田麻也(オランダ/VVVフェンロ)は、ヨルダン戦でのゴールも見事だったけど、
高さやヘディングの強さよりも、目立ったのは足もとの技術がしっかりしていること。フィードもうまい」
(前出・ホエニグ氏)
「内田篤人(ブンデスリーガ/シャルケ)はカバーがうまく、押し上げがとてもいい選手だ。
インテリジェンス、技術、性格的には、すでにブンデスリーガで勝負する域に達していると思う」
(イタリア代理人協会の元会長、オベルト・ペトリッカ氏)
だが、最も高い評価を得ているのは、やはりアジア杯のMVPにも輝いた
本田圭佑(ロシアリーグ/CSKAモスクワ)だった。
「あらためて見ても、本田にはゴールを決めそうな雰囲気があるんだよ。
体が強くて、スピードがあって、何よりゴールに向かう姿勢がある」
(イギリス・PAスポーツ記者のニコラス・ブリッジズ氏)
「本田はめったにボールを失わない。香川とは年齢の違いもあるけど、
本田のほうが完成された選手だという気がするんだ。プレミアでも十分通用するよ」(前出・ホエニグ氏)
タレント豊富な選手たちが、より高いレベルでの経験を積めば、
日本代表の2014年ブラジルワールドカップ・ベスト8入りも夢ではなくなってくる。
(取材/栗原正夫 Antonio Barilla’ 写真/益田佑一)
日本代表選手の海外での評価も、今回のアジア杯優勝によって急上昇!
さらなる欧州・海外移籍選手が増える予感がします!
次のブラジルW杯も、とても楽しみですね!!