スポーツ サッカー
◆イタリア セリエA第23節 インテル5―3ローマ(6日・ジュゼッペ・メアッツァ競技場)
名門インテルに入団した日本代表DF長友佑都(24)が、ホームのローマ戦に後半30分から途中出場し
5―3で勝利に貢献しデビュー戦を勝利で飾った。長友は左サイドバックから積極的な攻撃参加を見せた。
長友は日本代表としてアジア杯優勝に貢献した直後の1月31日に同じセリエAのチェゼーナから
期限付き移籍し、昨年12月のクラブW杯を制してクラブ世界一に輝いたインテル初の日本人選手となった。
長友は4―1とリードした後半30分、左サイドバックでインテルの本拠地に初めて登場。
果敢な攻め上がりで好機を演出し、地元サポーターに実力をアピールした。
「出て行けるタイミングがあるなら、どんどん行こうと思っていた」。
登場から4分後、背番号55は左サイドをドリブルで駆け上がり「決めてくれ」とゴール前に鋭いクロス。
得点にはならなかったが、物おじしない背番号55がスタジアムを沸かせた。
レオナルド監督は「みんながびっくりするようなスピードを見せた。攻撃も守備も良くやった」と評価した。
この日は出場停止のキブに代わり、長友のスタメン出場が期待されたが、
先発は元アルゼンチン代表のサネッティ。
トップクラブで定位置をつかむために、今後もチーム内で激しい競争が待っている。
長友佑都「(ピッチに交代で)入るときは心が震えた。前半からピッチに立ちたい、立ちたい、と思っていた。
監督にその思いが通じるようにずっと念じていた。
出て行けるタイミングがあるなら、どんどん行こうと思っていた」
ついに新天地・インテルでのデビューを果たした長友選手。
トップチームでも果敢に「攻め」のサッカーを魅せて、地元サポーターからも歓迎された様子。
これを機に、ドンドンと出場機会を増やしていって「フル出場」デビューを飾って欲しいですね。