国内 経済
東京証券取引所の斉藤惇社長は22日の定例記者会見で、
経営陣の自社買収(MBO)による上場廃止が相次いでいることを受け、
「(上場時に)投資家に高値で買ってもらいながら、
株価が下落して株主がうるさいからといって上場廃止するのは心情的に不快だ。
投資家を愚弄(ぐろう)している」と強い不快感を示した。
上場維持コストの軽減や経営の自由度を高める狙いから、MBOによる上場廃止企業が相次いでいる。
斉藤社長は上場企業のコスト負担について現状を調査する考えを示す一方、
「株主への説明は当然で、それを面倒くさいと思うなら資本市場が成り立たない」とクギを刺した。
一方、菅直人政権の経済・財政政策運営については「市場や世界の動きになじみがない。
早く勉強してほしい」と苦言を呈した。
「株」などの証券市場は、まだまだ日本は上手に活用出来ていないと言われています。
アメリカほどではないにしても、資本主義国家である以上、法律のガイドラインも含めて
シビアにならないといけない部分も多くあると思います。
私も全く詳しくはありませんが、今回の自社買収(MBO)というのも、
結局は「都合が悪くなったから辞めます!」的な感じですよね。
なんだか企業の都合の良い「逃げ道」になっているようで、
東京証券取引所の斉藤惇社長が指摘するのも分かる気がします。
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