国内 経済
福島の酒 全国が応援 風評被害一転、人気V字回復
河北新報 4月30日(土)6時13分配信
福島県産の日本酒の人気が急回復している。福島第1原発事故による風評被害や物流中断の影響で、
3月は売り上げが落ち込んだが、4月になって首都圏を中心に全国から注文が増加した。
「福島の酒を飲んで応援したい」という顧客が多いためで、
各酒造会社は「4月の売上げは昨年を上回る勢い」と話している。
大七酒造(二本松市)の倉庫には一升瓶6本入りのケースが山積み。
大型トラックで連日、全国に出荷している。
担当者は「震災前より多いくらいだ」と出荷に追われる。
3月の売上高は前年同月比で2割減だったが、4月は上回る見込みだ。
太田英晴社長は「首都圏だけでなく、取引がなかった地方も含め全国から注文が相次いでいる」と話す。
栄川酒造(磐梯町)も3月は前年比3割減だったが、4月は一転して好調。
同社は「東北の酒を応援しようと、ここ1週間ぐらいで注文が急増した」と言う。
独自の義援金シールを貼り、売り上げの一部を被災者に贈ることも決めた。
担当者は「注目されるのはありがたいこと。一過性のブームに終わらせないようにしたい」と意気込む。
県内の酒造業界には4月上旬まで、原発事故による風評被害の危機感が広がっていた。
県酒造協同組合は、浜通り、中通り、会津の3地方から日本酒を1本ずつ選んで検査し、
放射性物質が検出されないことを公表するほどだった。
人気のV字回復について、酒卸大手の日本酒類販売(東京)は「被災した東北3県の地酒に、
全国が注目している。これまで出荷が少なかった西日本でもキャンペーンが盛んになっている」と説明する。
原発事故は収束せず、多くの県民が避難したままで、県内消費は冷え込んでいる。
末広酒造(会津若松市)は「県内の売り上げ減を、首都圏などの注文で補っている状況」と話す。
県酒造協同組合は「出荷先が県内中心の酒造会社も多い。本格的な回復のためには、
足元の復興が不可欠だ」と地元にも期待している。
(熊谷吉信)
3月は売り上げが落ち込んだが、4月になって首都圏を中心に全国から注文が増加した。
「福島の酒を飲んで応援したい」という顧客が多いためで、
各酒造会社は「4月の売上げは昨年を上回る勢い」と話している。
大七酒造(二本松市)の倉庫には一升瓶6本入りのケースが山積み。
大型トラックで連日、全国に出荷している。
担当者は「震災前より多いくらいだ」と出荷に追われる。
3月の売上高は前年同月比で2割減だったが、4月は上回る見込みだ。
太田英晴社長は「首都圏だけでなく、取引がなかった地方も含め全国から注文が相次いでいる」と話す。
栄川酒造(磐梯町)も3月は前年比3割減だったが、4月は一転して好調。
同社は「東北の酒を応援しようと、ここ1週間ぐらいで注文が急増した」と言う。
独自の義援金シールを貼り、売り上げの一部を被災者に贈ることも決めた。
担当者は「注目されるのはありがたいこと。一過性のブームに終わらせないようにしたい」と意気込む。
県内の酒造業界には4月上旬まで、原発事故による風評被害の危機感が広がっていた。
県酒造協同組合は、浜通り、中通り、会津の3地方から日本酒を1本ずつ選んで検査し、
放射性物質が検出されないことを公表するほどだった。
人気のV字回復について、酒卸大手の日本酒類販売(東京)は「被災した東北3県の地酒に、
全国が注目している。これまで出荷が少なかった西日本でもキャンペーンが盛んになっている」と説明する。
原発事故は収束せず、多くの県民が避難したままで、県内消費は冷え込んでいる。
末広酒造(会津若松市)は「県内の売り上げ減を、首都圏などの注文で補っている状況」と話す。
県酒造協同組合は「出荷先が県内中心の酒造会社も多い。本格的な回復のためには、
足元の復興が不可欠だ」と地元にも期待している。
(熊谷吉信)
福島のお酒を呑もう!という声も巷で耳にします。
こういった活動が売り上げに結びついているのですね。
これは九州の焼酎も負けてられませんねえ!