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“フクシマ”コールを受けた川島が心境を吐露「許せなかった」
SOCCER KING 8月21日(日)11時33分配信
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日本代表としても活躍する川島が、“フクシマ”コールに対して「許せなかった」としている [写真]=江本秀幸 |
19日に行われたベルギーリーグ第4節のゲルミナル戦で、
同チームのサポーターから「カワシマ!フクシマ!」のコールを受けたリールスの日本代表GK川島永嗣が、
自身の公式ブログ上で現在の心境を吐露している。
川島は自分に対してのヤジはよくあることだとしながらも、
「ただ、大きな被害があって今も日本全体で頑張っている時に、
それをだしに使われるのだけは許せなかったですね」と
東日本大震災の被災地を揶揄するようなコールについて怒りをあらわに。
「もちろん今回のことで感情的にもなりましたが、こういうことがあったからこそ、
自分は同じようなことを人に対してしたくないとつくづく感じさせられました」と
今回のヤジに対しての心境を表している。
「たくさんの方から僕を気遣うメールをもらって、本当に本当にありがとうございます」と心配してくれた人々に
感謝の意を示した川島は、ベルギー人のチームメートたちが「同じベルギー人として本当に申し訳なく思う」と
声をかけてくれたことや、ヴォルフスブルクに所属する日本代表MFの長谷部誠から電話があったことを
明かしており、最後には「僕の気持ちはもう次に向かっているので大丈夫です!」とつづっている。
スポーツの中に冗談では済まされないヤジを含むことは、私も「悪」だと思います。
そこにはスポーツマンシップは存在しません。
プレーする人も、それを観戦する人も、そこにはモラルやスポーツマンシップは必要だと思います。
川島選手の抗議ももっともですし、ベルギー人選手の「申し訳ない」という言葉もまた思いやりだと思います。
日本には昔から「わび・さび」という文化があります。
相手を尊び、自分を鍛える精神というのは、言葉は違えど様々な国にあるものだと思います。
それは人間にとって最も大切な「尊厳」ではないでしょうか?