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阪神・藤浪、バットも評価も真っ二つ!

サンケイスポーツ 2月20日(水)7時51分配信

阪神・藤浪、バットも評価も真っ二つ!

初めて打撃投手を務め、小豆畑(打席)のバットをへし折った藤浪(撮影・白鳥恵)(写真:サンケイスポーツ)

 阪神春季キャンプ(19日、宜野座)バットも評価も真っ二つ! 阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18)=大阪桐蔭高=が19日、フリー打撃で初めてプロの打者相手に投げ、バットをへし折った。江夏豊氏(64)=評論家=が「新人王の候補」と断言すれば、見守った広岡達朗氏(81)は「あのままだったら故障するね」とバッサリ。球界の重鎮の評価が分かれた。

【写真で見る】阪神・藤浪に熱い視線を送る江夏豊氏

 白木のバットがグシャッと吹っ飛ぶ、衝撃デビューだ。藤浪がプロ入り後初めて打者と向かい合い、いきなりバットをへし折った。圧巻の打撃投手を終えた18歳は、まだまだ余力を残していた。

 「10割で投げようとすると、どうしても力んでしまうので、7、8割ぐらいでしっかり腕を振ることを意識しました」

 不慣れな目の前の防球ネットに序盤は制球を乱した。左打者の森田には球がシュート回転して初球から3連続ボール。一発も浴びた。右打者のD4位・小豆畑真也捕手(西濃運輸)に代わると一変した。初球の18球目。右腕から放たれた直球がギュンっと内角を突き、バットを粉砕したのだ。同期の女房役は「一歩半、いつもより下がって立っていたのに、それでもまだ食い込んできた」としびれが残る手を見つめた。

 バットが真っ二つになった瞬間、1200人が詰めかけたスタンドは拍手喝采。ネット裏で目を凝らしていた江夏豊氏は大絶賛した。

 江夏氏 「正直思っていた以上にすごい。あれなら使った方がいい。僕自身はオールスターあたりからで十分だと思っていたんだけれど、あのボールを見たらなぁ(笑)。故障さえなければ、開幕から投げればいいと思う。
十分、新人王の候補だろうな」

 206勝193Sをあげた虎の伝説左腕ら、称賛の声の数々。これに待ったの声がかかった。監督としてヤクルト、西武で日本一3度の広岡達朗氏だ。球団から指導を託されているからこそ、黙ってはいられなかった。

 広岡氏 「1球1球、球筋が違う。あのままだったら故障するね。あれだけ帽子が落ちて首が曲がるんだもん。軸がふにゃふにゃでぶれている。正直言ってひどい投げ方だった。体を揺すりまくって、あれだけ頭を振ったら、目標も見えないだろう。コーチも分かっているのに手をつけない。このまま放っておくのは、ファンに対して失礼な話。球団にとって損しかない」

 まさに、バットも評価も真っ二つ-。MAX153キロ右腕は左打者には荒れ球連発も右打者の内角にはズバリ。得意のカットボール3球を含む32球を投げ、安打性は2本。ボール球が12球。球界のご意見番の評価も両極端だった。

 ネット裏の喧噪を知らない藤浪はバット折りについて「高校時代は金属だったので、初めてです」と初々しい表情で明かした。投球については「久しぶりだったので良くなかったですけど、課題は見つかりましたし、投げられて良かった」と手応えをつかんだ。

 フリー打撃に初登板しただけで大御所同士の論争を巻き起こす剛腕。やはり規格外の大物だ。

賛否両論の評価でしたが、故障だけは気をつけて欲しいですね!

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