試合終了間際、岐阜・李（左）と競り合う横浜Ｃ・三浦

◆Ｊ２第１節　岐阜０―２横浜Ｃ（３日・長良川競技場）　４６歳のカズが、またひとつＪの歴史を塗り替えた。
出番は２―０の後半４３分。敵地の観客さえ拍手で迎えた。
ロスタイムには左サイドのスローインに抜け出し相手ＧＫと１対１に。
公式記録はカウントされなかった左足のループシュートはＧＫにキャッチされたが「裏を取れた。
ああいうプレーを意識していきたい」と手応えを感じた。

この日の朝、宿舎のテレビで「香川ハットトリック」の映像を見た。「良かったな」とメールを送ると、
すぐに「カズさん、点取って下さい」という返事がきた。
「ルーニーみたいな世界のトップ選手からアシストを受けて、距離感やコンビネーションが素晴らしかった。
朝からいいニュースが飛び込んできましたね」。ゴールの約束こそ果たせなかったが、
大きな刺激を受けて試合に臨んだ。

Ｊの公式戦は昨年８月１９日の京都戦以来１９６日ぶり。ロスタイムも含めたわずか６分間で見せ場を作り
「今日はゴールの匂いがしてましたね」と自信を深めた。悲願のＪ１昇格へ好スタートを切ったキングは、
プロ２８年目も休むことなく走り続ける。

香川選手の活躍に刺激を受けたキング・カズ。
Ｊリーグも開幕して、三浦カズ選手の活躍にも期待です！！