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巨人が変だ…4連敗 昨季1年8失点のマシソン早くも10失点
スポニチアネックス 4月16日(水)7時1分配信
巨人が変だ…4連敗 昨季1年8失点のマシソン早くも10失点
<ヤ・巨>8回1死満塁、畠山に押し出し四球を与えたところで降板するマシソン
◇セ・リーグ 巨人4-8ヤクルト(2014年4月15日 静岡)
巨人・マシソンが完全におかしい。同点の8回に4失点で敗戦投手となった右腕は下を向いた。
「非常にフラストレーションがたまる試合。何をやってもうまくいかなかった。言い訳は嫌。すべて自分の責任」
同点の7回2死一、三塁のピンチで2番手で登板。この回は山田を二飛に仕留めたが、8回の先頭・上田にストレートの四球を与え、リズムが狂った。その後も1安打1四球で1死満塁。畠山にも一球もストライクを取れず、決勝点となる押し出し四球を与えて降板。畠山への最後の1球は142キロしか出ていなかった。常時150キロ超えの右腕は完全に投球バランスを崩し、高めに抜ける球が目立った。
昨季は山口とともに最優秀中継ぎ投手に輝いたが、今季はこれで登板した8試合中、5試合で失点。防御率12・86と安定感を欠いている。一方の山口も今月上旬にインフルエンザに感染し離脱するなど、万全とは言えない。マシソン、山口、西村の鉄壁ともいえる勝利の方程式でリーグ優勝を飾った昨季とは明らかに違う。
甲子園での阪神戦から始まった連敗が4に伸びた原監督は「少し自信をなくしている感じはあるかな。でも、まったく配置転換とかは考えていない。彼はいつもファイティングポーズを取っているわけだから」と変わらぬ信頼を口にした。ただ、終盤の戦いに自信を持てなければ、接戦を勝ち抜けない。さらに、積極的な投手交代による代打起用など、攻撃力にも影響を与える。
「自分のメカニックの修正ができなかったが、修正ポイントは分かっている。早く次の登板機会で名誉挽回したい」
マシソンは最後に気丈に話した。貯金はわずか1。本来の姿を早く取り戻さなければ、苦戦はさらに続いてしまう。
≪リリーフ陣防御率は5点台≫巨人は逆転負けで4連敗。チーム4連敗以上は昨年5月28日ソフトバンク戦から6月2日西武戦にかけて5連敗して以来になる。この日はマシソンが打者6人に対し、8回畠山(ヤ)への押し出し四球を含む1安打3四球と大乱調。これで今季は8試合に登板し7回10失点(防御率12.86)。昨年は63試合に投げ61回で8失点(防御率1.03)だから、早くも昨年の失点を上回った。巨人の先発と救援に分けた防御率を昨年と比べると
先発 救援
昨 年 3.52 2.57
今 季 3.03 5.31
今季の救援防御率は5点台。4連敗中は救援投手の失点が2、4、1、5と全試合あり踏ん張り切れない。
V奪還をかけた序盤にまさかの4連敗ですね。
リリーフ陣の今後の頑張りに期待ですね。