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ダル圧巻!「適当に」横手投げで自己最速タイ156キロ

スポニチアネックス 8月20日(土)7時2分配信

ダル圧巻!「適当に」横手投げで自己最速タイ156キロ
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<日・オ>ダルビッシュは9回にサイドスローで156キロ

 ◇パ・リーグ 日本ハム3-2オリックス(2011年8月19日 札幌D)

 日本ハム・ダルビッシュが圧倒的なポテンシャルと身体能力で、チームのサヨナラ勝ちを呼び込んだ。

2―2の9回1死二塁。李スンヨプ相手に極端な前進守備の中、1ストライクから投じた2球目。
サイドから155キロ直球でファウルさせると、この日2度目の国内自己最速タイ156キロを、
横手投げでマークだ。この日の119球目をカットするのが精いっぱいの長距離砲を、
最後はスライダーで空振り三振に斬った。
続く日高も横手から150キロ台の速球で追い込むと、スライダーで空振り三振。
2度も派手なガッツポーズをつくった。

スタンドでフィリーズ、ナショナルズのスカウトが見守る前での粘投。延長10回を武田久が抑えると、
その裏に1死満塁からスケールズの押し出し四球でサヨナラ勝ち。
絶対エースが耐えたからこそ、劇勝が生まれた。

試合後、ダルビッシュは普段の冷静さを取り戻していた。「チームが勝ったので良かった。
自分のコンディションが良くない中、9回を投げられたことも良かった」。
終盤の横手投げについては「切れがなかった。156キロとか速さは関係ありません。
自分の感覚で適当に(投げた)」。4回までは相手先発に6人並んだ左打者の内角にカットボールを投げ込み、隙を与えなかった。しかし5回に1失点。
8回1死三塁では、それまで3打席連続三振に牛耳っていた大引にツーシームを左前へ運ばれた。
その残像が消えなかったからこそ、満足できなかった。

それでも首脳陣の信頼は不動だ。「ダルはここという時は力でねじ伏せた。それがエースの仕事」と梨田監督。前進守備については「勇気はいるけどベンチの信頼の証」と強調した。
首位・ソフトバンクとのゲーム差は変わらないが、エースは25歳最初のマウンドで、あらためて底力を誇示した。

本当にダルビッシュ投手の圧倒的なポテンシャルと対応能力・柔軟性には驚かされます。
まだまだ引き出しが増えそうな日本ハムのエース・日本のエースは
メジャーも注目の「スター選手」だと思います。

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