経済
みずほ経営責任めぐり応酬 株主「メガバンクの中で最悪だ」
産経新聞 6月21日(火)14時50分配信
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みずほフィナンシャルグループの第9期定時株主総会が行われた。会場に詰めかける株主ら=21日、東京都千代田区丸の内(寺河内美奈撮影)(写真:産経新聞) |
みずほフィナンシャルグループ(FG)が21日午前から東京都千代田区の東京国際フォーラムで開いていた
定時株主総会は、午後1時19分に終了した。開会時間は3時間19分と、昨年の総会より、約1時間の長丁場。株主からは、3月のシステム障害や新旧経営陣の責任について厳しい意見が相次いだ。
「しっかりしろ。みずほはメガバンクの中で最悪だ」「東日本大震災直後のトラブルは、犯罪的行為だ」。
2度目になるシステム障害について、株主からは怒りに満ちた厳しい声が飛んだ。
また、現経営陣や旧経営陣の責任を追及する声が続々と上がり、
「役員報酬が高額すぎるので、大幅に減額すべきだ」「昨年、1億円以上の報酬をもらっていた3人の
特別顧問(旧トップ)は報酬を返すべきだ」などの意見もぶつけられた。
経営責任を問う声に対しては、塚本隆史社長らは、みずほ銀の西堀利頭取の引責辞任や
現在の報酬カットなどで一定の責任を果たしていると説明。さらに会社側が「3人の特別顧問に、
システム障害の直接的な責任はない」との見方を示すと、株主から大きなヤジが起きた。
総会ではこのほか、みずほ銀とみずほコーポレート銀を合併する組織改革案や、
みずほFG社長を兼務するコーポ銀の佐藤康博頭取を
グループ最高経営責任者(CEO)と位置付ける人事方針も報告された。
また、西堀氏らを除く7人の取締役を新たに選任する議案なども可決された。
今回の震災直後のシステム傷害に関しては、国レベルでの混乱を招く「最悪」の結果を残してしまいました。
もちろん、企業イメージも大幅に低下し、輪をかけて2回のミス。確かにメガバンクとしては
過去に類の無い「お粗末」な業務を行なってしまいました。
株主からすれば株価の大幅下落につながるミスになるので、激怒するのも当然!
しかも1億以上の報酬を3人ももらっているのは、なんだかスゴイ話ですね。