東日本大地震
菅直人首相は15日午前、東京・内幸町の東京電力本社を訪ね、
福島第1原発の爆発事故の連絡が遅れたことについて「一体どうなっているんだ」と強く批判した。
自身を本部長として設置した政府と東電との統合本部であいさつした。
首相は「テレビで爆発が放映されているのに、首相官邸には1時間くらい連絡がなかった」と
東電の対応に苦言を示した。さらに「撤退などあり得ない。覚悟を決めてほしい。
撤退したときには東電は100%つぶれる」と厳命した。
菅直人首相は15日、福島第1原子力発電所の事故に政府と東電が一体となって対応するため、「福島原発事故対策統合連絡本部」を東電本社に設置することを明らかにした。写真は厳しい表情で東電本社を後にする菅首相(時事通信) |
東京電力に対しての今回の首相の苦言、菅首相の人間っぽさが初めて見れたシーンでした。
非常事態に対して深刻な問題を未だにあやふやな感じで発表・対応している東電に対して
国民に代わって怒りをぶつけた菅首相・・・失礼な言い方ですが、初めて国民の立場に立って
発言して頂けたように思えます。
今からは救援・救助と復興を迅速に対応しなければならない状況で
福島原発の問題は国としても非常にネックになってきます。
今回の地震のような「最悪の事態」を実際、想定していなかったのが福島原発であり
東京電力である!そう思います。
被害は時間の経過とともに大きくなっていますが、
菅首相の言うように最後まで責任を持って対処して頂きたいです。