国内 経済
インターネットの共同購入サイト「グルーポン」を通じて販売された
おせち料理が見本と違っていたとされる問題で、消費者庁は近く、
飲食店経営会社「外食文化研究所」（横浜市）に対し、景品表示法違反（優良誤認など）に当たるとして、
再発防止を求める措置命令を出す方針を固めた。
一定人数の買い手が集まると、割引券が発行される共同購入クーポンサイトを巡って、
行政処分が下されるのは初めて。
同社は昨年１１月、グルーポンのサイト上で「通常価格２万１０００円を５０％ＯＦＦ」などと表示して、
１万５００円でおせち料理を計５００セット販売した。
しかし、消費者庁の調査では、チョウザメの卵「キャビア」として、
別の魚であるランプフィッシュの卵が使用されていたほか、「フランス産鴨(かも)」も国産鴨肉だったなど、
料理８品で表示と異なる内容だった。
また、「２万１０００円」という割引前の価格についても、「通常価格」と呼べる販売実績が確認できなかったという。
年末から「おせち料理」を中心にグルーポンの難しい問題が浮き彫りになっています。
共同でまとまった数量を購入するから、一人で買うよりもお得！というのがグルーポンの特徴。
しかし、この特製を逆手にとったのが今回の商品だと思います。
表示で半額！など表示して購買意欲をかきたてておきながら、
販売業者は中身を売値にはじめから合わせて生産、販売するという流れ・・・
もちろん、利益を含んだ売値ですから中身は残念な内容になってしまいますよね。
ちょっと消費者を馬鹿にした販売手法だと思います。
このような業者がいる限り、なかなかこの共同購入も手放しでは利用できないですね。